大田市から南西方向に10キロメートル程走ると大森地区があります。その辺りが石見銀山の観光地です。2007年に世界遺産登録されてから今年で18年。登録翌年には年間観光客が80万人を超えたとありますが、現在は登録前の30万人程に戻っていると聴いています。
訪れたのは6月1日(日)の午後一。通りもそこにあるお店群も思ったより空いているようで、お店の方に聴いても「今日は少ないよ」ということでした。タイミングなのか季節なのかわかりませんが、案外静かでラッキーでした。
自動車で行ったのでどこに駐車しようかと思い調べたところ、世界遺産センターに停め、そこからバスで移動ともありましたが、試しに大森地区の公園にも駐車場があり、そこへ行ってみると停めることができました。そこはせいぜいが20台くらいしか駐車できないので、もし観光者の車が多い時期は世界遺産センターへ行った方がストレスなく早いようです。



ここで撮影したのは町並みと周囲の自然、それと間歩です。間歩と言うのは坑道のことであり、龍源寺間歩というところに行ってきました。因みに間歩はこの地区にかなりの数があるようですが、常時入れるのはここということです。
公園駐車場近辺を暫く歩いてみて、間歩までがどんな様子、距離なのかを想像しました。3キロメートルくらいはあるしそれも坂。迷わずレンタサイクルかカートにしようと考えました。途中止まって撮影もしたかったのでレンタサイクルです。
電動アシスト付き自転車が三時間千円でした。ふと気が付いたのですが、電動アシストタイプは初めてでした。いやあ楽ちんですね。運動不足解消にはならないですが、こんな坂道には最適です。本当は歩いて撮影しながら間歩まで行き来すればよかったのですが、やや疲れていたのと時間節約でそうしました。



最近、オーバーツーリズムという言葉をニュースで聴きます。その観光地に見合った観光客数より大幅に人が増えることですが、最初に書いたように80万人だと一日平均で2,000人超、30万人では800人くらい。平日と週末で偏りますが、20~30万人くらいがいいようにも思えます。混んでもいい場所とそうでないところがあります。例えば現在開催されている大阪万博は混んでもいいでしょうが、石見銀山は混んでいてはゆっくり観光しにくいかもしれません。
観光地は一度行くとどう移動したらいいか、何を見たらいいかがわかります。2回目以降は余裕で観光できるのですが、最初は何もわからないというそういう場面も発見が多くて捨てがたいです。私の住んでいる所から石見銀山までは遠いので気軽に来ることはできず、これが最初で最後かもしれませんが、もし再訪できたら嬉しいです。
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